テレビサービスの充実化~ヨーロッパからのインバウンド対策~
株式会社WOWOWプラス(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮澤辰之)は、国内ホテルを始めとする法人向けに展開している外国語放送インターネット伝送サービス『IiDS(イーデス)』に、11月より『RTL(エルテーエル)』 (ドイツ語/総合編成) 、『Deutsche Welle /English(ドイチェ・ヴェレ・イングリッシュ)』 (英語/総合編成)の提供を開始します。
*インバウンド対策としての外国語放送(海外放送)の需要*
これまで主に都市部の大型ホテルや外資系を中心に国内外のビジネス客向けとしてCS放送など専門チャンネルの視聴環境が整備されてきました。さらに、昨今の円安やアフターコロナに伴う訪日外国人(インバウンド)の急増を背景に、CS放送に加え外国語放送(海外放送)の要望が増加しています。また外資系企業の日本進出や教育機関でのグローバル人材の育成強化などを受け、宿泊業界以外においても外国語放送の需要がますます高くなっています。
*IiDS とは*
『IiDS』とは、日本国内では受信困難な海外衛星の外国語放送を提供している当社独自のプラットフォーム(PF)サービスです。2015年8月に開始し、現在までに米Bloombergなどをはじめ全20チャンネルを、顧客の希望に応じてチャンネル単位で販売、提供しています。なお、本サービスはホテルなどの宿泊施設を中心に245施設(2024年11月現在)で採用されており、現在も新規成約が拡大しています。また、近年では外資系企業や大学等の教育機関も含め、多様な業種からの問い合わせや契約希望が増加しています。
*ドイツチャンネル追加の意図*
訪日外国人は韓国、台湾など東南アジアが多くを占めていますが、近年ヨーロッパからの訪日外国人が急増しています。その中でも、日本政府観光局のドイツ市場動向トピックス2024年5月~6月によると、特にドイツは2019年比49.4%増(2024年5月)と著しい上昇率で、ドイツ人観光客向けの新サービスを求める声は一層高まるものと思われます。そこで法人向けとしては日本初となる『RTL』に加え、『Deutsche Welle 』の英語チャンネル『DeutscheWelle/Einglish』の提供を開始します。ホテルや企業などの法人施設において、ドイツ系観光客はもとより欧州圏のビジネスユーザー向けとしても活用できる有力なコンテンツサービスの一つになると確信しています。
*今後の展開*
『IiDS』はこれからもトレンドやニーズに合わせ提供可能なチャンネルを増やす予定です。また法人向け新サービスとして、スマートテレビの機能を利用した『IiDS』の新しい配信方式を開発中です。この方式では、テレビだけでなくスマートフォンなどの個人端末まで領域を拡大し、デバイス問わず利用できる仕組みを目指します。当社はコンテンツとソリューションを両輪として、各法人施設のニーズに合わせたサービスのプランニングからサポートまで行い、シティホテル、ビジネスホテル、旅館また企業、教育機関など幅広いジャンルの法人施設に対する付加価値を提供していきます。